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アカデミー送別会 |
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2009.03.24 |
今年は、3名のアカデミー生が卒業しました。
一人目は、高木すみれ(通称スーちゃん)です。スーちゃんは、決してテニスセンスがある方ではなかったけど、アカデミーの中で1番の頑張り屋さんでした。本当にこちらの頭が下がるくらい頑張る姿にいつも感動させられ、テニスの実力もびっくりするくらいにアップして、2007年の全日本室内予選で山梨代表にもなりました。あれは、うれしかったな。
本人にも、「なんでそんなにがんばれるのか?」聞いた事があったのですが、「自分にだけは絶対に負けないように誓ったので。」と話していたのが印象的でした。卒業後も、その頑張りを活かして何事にも全力で取り組んでいって下さい。
二人目は、日野原清志郎です。本来は、まだ高校2年なので卒業ではないのですが、勉強に専念するという事で卒業することになりました。清志郎もスーちゃんなみに自分を追い込む事ができる生徒でした。夏は、白目になるまでがんばり冬はケイレンで何度もかつぎ上げました。本人は、「練習がきつすぎるため僕の友達はいつもトイレだった。」と言っていました。そんな清志郎が、ある日、試合で敗れてアドバイスを聞きにやってきて大粒の涙を必死にこらえながら「ダメでした。」と言ってきたときに言葉を返すことができなかったのを今も覚えています。今後も持ち前のガッツで自分の目標に向かってがんばってください。
三人目は、遠藤賢です。賢は、自分がアカデミーを始めた時からの生徒(一期生)で中学1年の冬から5年間、最も長くアカデミーに通った生徒でした。入ってきた当時は、良いショットは打つものの、練習への取り組み方などにアップダウンがあり、なかなか思うような成績が出なかったのですが、今では積極的に後輩の面倒を見る事や、どんなに遠くのボールでも追いかけあきらめない姿勢、自分の弱点を認めて前向きにトライする姿勢など、あらゆる面で成長し、全国区でも活躍できるようになり、最後はアカデミー生達の憧れの存在にまで成長しました。この5年間でとても大きな変化が見られた事をうれしく思います。大学に行ってからも、賢にはもっともっと高い目標を目指して頑張ってもらいたいと思うので、期待しています。
今日の送別会で一人一人が涙ながらに語った感謝の気持ちや、ひとつの事をやりぬいた事で得た自信、そして仲間達への思いやりなどを聞いて本当に心からアカデミーをやっていて良かったと思える瞬間でした。今後、益々責任を持ってそれぞれの目標に限りなく近づくようサポートして行きたいと強く思います。賢、すみれ、清志郎、本当にありがとう。
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