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2005年オーストラリア(Pat Cash International Tennis Academy)遠征
2006.01.31

12月20日 出発!
12月21日 到着!
12月22日 本格的な練習開始!
12月23日 PAT CASH登場
12月24日 遅刻者出現!?
12月25日 ビーチへ!!
12月26日 ドリームワールドへ!!
12月27日 練習再開!!
12月28日 望月隼人&藤井慧 到着!!
12月29日 トーナメント開始!!
12月30日 バーベキュー!!
12月31日 練習最終日!!
1月1日   ショッピング&帰国!!

12月20日 出発!

いよいよ12月20日!オーストラリア遠征の日がやってきました!山梨、東京、群馬、香川、各県からの参加者(総勢Jr23名)です。皆、集合時間の19:30には勢揃いして順調なスタート、搭乗手続きもスムーズに進み無事に終了しました。夜のフライトという事で皆ちゃんと眠れるか心配でしたが、ほとんどの子達はちゃんと眠れたので一安心・・・夜も明けてきた頃には、皆起き出してきていたけど・・・。機内の時間を利用して皆にこの遠征での目標を書いたのですが、皆予想以上にしっかりした目標を持って今回の遠征に望んで来ている事が感じられ、我々もワクワクした気持ちになりました。

12月21日 到着!
無事にブリスベンに到着!!メチャクチャ暑いです!!!でもこの空港で色々な事件が起こる事を知る由もありませんでした・・・税関が混雑していたため2時間以上かかり、みんなの鞄に入っていたお菓子や缶詰、特にカップラーメン類は没収されていました。そのとき、杉山涼太が帰りのチケットを無くし(落としたチケットをたまたま、今回参加者の前原まりあのお母さんが見つけて届けてくれたので、僕らが保管していますが・・・当の本人はあまり心配していない様子)更に、空港からバスで約45分PAT CASHテニスアカデミーに到着してホッとした所で、宮坂一星がパスポート&現金を紛失・・・後日、日本大使館に行く事に・・・(こちらも決して焦っている様には見受けられず、一体全体どうなっとんじゃ!?) さてやっとレッスンですが、着いてすぐに選手らは一時間程ラリーをして汗を流している間に、自分と溝畑コーチ(ISHII TENNIS ACADEMYヘッドコーチ)で目の前にあるスーパーで買出しを行い、ハム、チーズ、レタス、トマト入りのスペシャルサンドウィッチを作りました。皆、よほどお腹を空かしていたのかペロリと完食。その後1時間半位休憩した後に2時間半のレッスンに突入!やっぱり暑さのせいで、皆バテバテ。機内で書いた目標、目的とはかなりの差があるような(日本とオーストラリアの温度差30℃以上)。でも初日にしては合格かなぁ!練習後、各々のホストファミリーを紹介されて解散。出国、入国、練習、大変長〜い1日がやっと終わりました。今日はきっとよく眠れる事と思います(笑)


12月22日 本格的な練習開始!
昨日の疲れが心配でしたが、今日は朝から皆元気そうです!きっとちゃんと眠れたのでしょう!?今日の練習は昨日のポイントの成績順にオーストラリアのジュニアも混じえて7クラスに分けました。午前は少しドリルをして、ポイントの取り方や、駆け引きを覚える練習でした。お昼になってランチタイムだ〜!どこのホストファミリーのお弁当も凄くおいしそうなものばかりで、朝早くに起きて子供達のために一生懸命作ってくれたのが目に浮かびます。中には手巻き寿司なんかもありました。とても嬉しい限りです!
午後はアップをした後、オーストラリアのジュニアといっしょにサーブからのポイントをしました。が、ただのポイントではなく連続してポイントするとボーナスポイントが付くルールで、だんだんポイントが後半になればなる程このルールが効いてきて、大事なポイントのときを想定した練習には最適だと思いました。ジュニアの皆はポイントの数え方が独特でかなり手こずっていたようでしたが、現地のオーストラリアのジュニアはすごくナイスで、わかりやすく説明してくれていました。この地(ゴールドコースト)は、高級リゾート地にあります。皆さんとても親切で、熱心な方たちが多いのでこちらも大変助かっています!!最後はクールダウンとして氷が一杯入ったバケツに両足を入れて30秒間耐える事を2セット行い、我々も参加してやってみたら皆が騒ぐ理由がわかりました。10秒すぎたとこらへんから足が痛い痛い。でも、みんなに“しっかりやりなさい”と大威張りした手前、冷静を保ちなんとかクリアしました。でも、終わった後は身体がとても楽になりフレシュになったところで念入りにストレッチをして今日の日程が終了しました。
ちなみに、昨日チケットを無くした涼太には、今日僕らが持っている事を伝えましたのであしからず・・・


12月23日 PAT CASH登場
今日の午前の練習は各コート別に決められたドリルメニューを、6グループ(1面4〜5人)に分かれたジュニア達がローテーションをし、1)チャンスボールをアタック、2)アプローチショット、3)ボレー、4)ストロークのフットワーク、5)スマッシュ、6)サーブ&レシーブのコート6面展開を15分で回って行きました。全てのローテーションを終えた後、サッカー&トレーニングをして午前は終了。(サッカー結果 日本VSオーストラリア 4−0で日本圧勝)  お昼休みになって、アカデミー内にいつもと違う雰囲気が漂ったと思ったら、PAT CASHが登場!彼は先週アデレーで行われていたエキジビション会場から今朝アカデミーに直行してくれたのですが、すぐに4人のジュニア(松田隼十、遠藤賢、オーストラリアトップジュニア2人)を呼んでレッスンを開始。凄くタフガイだ!!1時間程プレーした後、午後のレッスンがスタート!!午後は皆でダブルスのマッチ練習を行い、始まる前にPAT CASHが直々に体験談等を交えながらダブルスのフォーメーションを説明してくれ、実際にPAT CASH自身もジュニアに交じってプレーをしながらアドバイスをしてくれました。とても貴重な体験に、皆疲れを忘れて喜んでいた様子でした。


12月24日 遅刻者出現!?
4日目にしてついに遅刻者達がでました。誰とは言いませんが、岡雄基、金丸直輝、小杉周平、青木貴宏です。本人達はホストファミリーの人達のせいにしていましたが、アカデミーのルールにしたがって、腕立て伏せを100回やりました。
午前は昨日と同じ形でグループに分かれてローテーションをしていく練習パターン。その中で日本のジュニアから2人(松田隼人、遠藤賢)をピックアップしてPAT CASHがシングルスポイントゲームをしてくれました。強風の中のプレーだった事もあり、風を上手く利用するアドバイスを熱心にしてくれていました。午後は、マッチ練習を色々な種類のポイント形式で、29・30日に開かれるトーナメントのレベル分けも兼ねて順位を決めました。いつもならここで解散となるのですが、今日はPAT CASHテニスアカデミーオーナーAndyのはからいで寿司&ピザパーティーが開かれ、久しぶりの日本食に皆大喜びで食べていました。  Thank you Andy!

12月25日 ビーチへ!
今日のレッスンは、Aグループはドリル、Bグループはポイントと2つのグループが入れ替わりながら練習しました。午前中のレッスンを終えた後、午後はビーチヘ!!ビーチへ到着してまず驚いたのは、真っ青な空にマッチしたきれいな水(以外に冷たかったけど)40km以上続く砂浜。波が高いせいで泳ぐ範囲が決められていたけど差ほど人ごみはなく、砂が鳴き砂で歩く度にキュッキュッ鳴るのが珍しかったです。みんなで泳いだり、誰かを砂に埋めたり、ビーチフラッグをしたり、ボールの奪い合いをしたりしているうちに時間は過ぎて行きました。すると突然浜辺に停まっていた監視員の車がサイレンを鳴らしだし「嵐が近づいているので、海から上がって下さい!」とアナウンスが流れ、それまで賑わっていた海から誰も居なくなってしまいました。そのすぐ後にアナウンス通りに雨と雷が鳴りだしたので、少し早く切り上げて解散をする事になりました。各ホストファミリーがビーチまで迎えに来てくれるはずだったのですが、なかなか迎えに来ないファミリーが・・・宮坂一星と田中健人の所だぁ〜。皆が居なくなった後も来る気配が無いので待っている間に一星、健人、溝畑コーチ、自分の4人でトランプをしながら待っていたら、いつの間にか雨も上がっていて、ふと4人で海の方を見てみると、なんと!?くっきりと虹が架かっているではないですか!4人でカメラを取り出して撮影をしている所に、ホストファミリー登場。美しい虹を見る事が出来て、少し特した気分になりました。



12月26日 ドリームワールドへ!!

今日は、アカデミーから約20分位行った所にあるドリームワールドへ行きました。朝から凄い暑さでしたが、そんな心配は無用。沢山の絶叫マシーンがあり皆乗りまくるだろうと思ったら、意外にも積極的に乗って行くのは女の子で、大半の男の子達は絶叫マシーンを拒絶している事にビックリでした。その中でも120mから真下に落ちるフリーフォールのアトラクションでは、前原まりあが泣き出す程の怖さでした!(まりあは他のアトラクションでも泣いていましたが・・・)ドリームワールドには、動物園もありそこにはオーストラリアならではのコアラ、カンガルーを触ったりタスマニアデビル等を見る事が出来ました。10時から17時までの時間も足りない位に皆楽しんでいたので、明日からのレッスンに向けて良い気分転換になったと思います。(特に逆ナンパに合った金丸直輝、杉山涼太、川口哲之介、上田泰誠は大興奮で喜んでいました)



12月27日 練習再開!!
今日も午前はドリルをメイン、午後はマッチ練習をメインに進行しました。しかしPAT CASHが午前の練習後もそのまま残って、実際に腹筋や背筋のトレーニングの仕方や効果的なストレッチの仕方等、デモンストレーションを交えながら1人1人丁寧に指導してくれました。最後に皆を集めて、自分はどの様にして強くなったのか、強くなる為のコツなどを彼の様々な経験の中から実際の言葉で詳しく説明してくれました。その中で“プロになりたい、チャンピオンになりたい”と思うのであれば、誰よりもテニスを愛し、誰よりもテニスの事、強くなる事を考え、誰よりも努力する事が唯一目標を達成する一番の方法であるという事。彼も少年時代、歩きながら素振りをしたり、テニスのためにはあるとあらゆる事をして来たと言うこと、今でも雪の中を1時間走ったりと努力を欠かせていない事を語ってくれました。そして、これはテニスだけではなくどんな事、これからの人生(勉強、仕事、生活)全てにおいて必要な事でもあるという事。“僕と皆とでは何もかわらない。だから、皆にチャンスがあるのだ”とウインブルドンチャンピオン本人が言う言葉には、とても重みがあり、子供達もその話をとても真剣に聞きいれ、後から素振りをしたり、皆の心に大きく響いたようでした。(PAT CASHと約束した1日1000回の素振り日本に帰ってからも守ってください。必ず良い結果に繋がると思います。)


12月28日 望月隼人&藤井慧 到着!!
今日は朝から忙しい日でした。日本から遅れて到着する望月隼人と藤井慧をブリスベンに出迎えに行った後、宮坂一星のパスポートの再発行のため日本領事館へ手続きをしに行ってきました。みんながランチを食べている時に、クラブに到着!二人の白さを見た時に自分達がいかに日焼けをしているかわかった様子でした。2人はすぐにテニスをし始めましたがオーストラリアの暑さや、凄く弾むコートに慣れるのに大変そうでした。


12月29日 トーナメント開始!!
今日から試合が始まりました。試合の方法は、6つのチーム(フェデラー、ナダル、ロディック、ヒューイット、コリア)に分かれて団体戦方式で9ゲーム先取(シングル、ダブルス)を総当り戦で、その内の2対抗を行いました。練習と同じ様に、うまくプレーする子、試合になるとプレーが変わってしまう子や色々なタイプの子供達がいて、皆様々です。試合が終わった後も、「練習がしたい!」という子が大勢いたので、自分と溝畑コーチでその日の課題を中心に球出し練習をしました。この瞬間が一番大切で、一番吸収するときなのです。日本に帰っても例え10分でも良いので、ただその日を反省して終わるのではなく実行に移してほしいと思います。 試合後はビーチへ行き、前回と違い天気は良かったのですが、すこし時間が押していたのでビーチでの遊び時間が短くなってしまい残念でした。 皆の解散後PAT CASHの招待で僕らはディナーを食べに行きました。(隼人と藤井はラッキー)PATのお勧めで料理を注文したのですが、サラダ、生かき、お肉料理と、とても美味いしい料理をご馳走してくれ、その後もゴールドコーストの街、そして夜の海岸ビーチを案内してくれるなど、居たせり付くせり、最後には僕らが迷わなくてすむ所まで送ってくれた彼の姿はとても寛大で<なんていい奴なんだぁ〜>と今まで以上にもっと彼の大ファ〜ンになりました。PATに本当に感謝です。


12月30日 バーベキュー!!
今日は昨日の残りの3試合を行いました。今日1日で15セット位の試合数で、皆バテバテになっていましたが、試合の中からいろんな事を吸収できた事と思います。結果は、藤井慧と上田泰誠2人がベスト勝を受賞しました。試合後、PAT CASHテニスアカデミーでバーベキューパーティーを行いクラブ側からサラダ、ソーセージ、チキンなどを用意してくれたので、我々は約30人分のスパゲッティーナポリタンを作り、ヘッドコーチCameron、マネージャーのGary、その他のコーチ、スタッフと共におおいに盛り上がりました。バーベキューの締めくくりには、皆にPAT CASHテニスアカデミーのCertificate1人1人に手渡ししてくれました。そのシーンを見てこの遠征が終わり近づいていることに気づかされ、少し寂しい気持ちになりました。明日が最後の練習になりますが、皆最後まで精一杯頑張って欲しいと思います。


12月31日 練習最終日!!
昨日の試合の疲れから、午前の練習はコートの上にいるのがやっとの状態でしたがランチ後の練習は、今日が最終日という事もあって、皆気持ちを入れ替えてマッチに励んでいました。今思えば、皆オーストラリアに来たばかりの時はまったく英語も話せないし、現地の子供達ともコミュニケーションを取れない状態だったのに終盤になるにつれ、仲良くなり試合中にハイファイブをしたり、頑張って会話をしたり、連絡先などを交換する光景があって、皆とてもたくましくなったと思います。夜には、食事を済ませた後、我々の宿泊先に小杉周平、バンビ(岡)、藤井慧、望月隼人、金丸直輝、青木貴宏、が訪れトランプをしたり、プールに入って、カウントダウン、ファイヤーワーク(花火)をみんなで楽しみました。こんな年明けもいいな〜と思いました。


1月1日 ショッピング&帰国!
AM10:00テニスアカデミーに集合し、サーファーズパラダイス(海岸沿いビーチ)でショッピングをした後、空港に2台のバスで直行したのですが、1台のバス運転手の手違いがあり帰りはシドニー経由だったため国内線ターミナルに行くはずが、国際線ターミナルで降ろされてしまうハプニングがあり、大慌てで国内線ターミナルに電車で移動しました。15分前に到着し危うく乗り遅れる所でしたが、今は全員無事に飛行機の中にいます。成田国際空港には1月2日のAM6:00に到着する予定です。 今回の遠征を振り返って思う事は、それぞれの県から集まった参加者一人一人がテニスが大好きで純粋で明るくとてもよい子供達でした。このことは、オーストラリアのコーチ、ホストファミリーみんなが口をそろえてとても良いグループだったと誉めていました。そして、言葉がまったく話せないし通じなかったこと、習慣の違いや食べ物によって困ったことが沢山あったと思います。が子供の順応性はすごい!!出国前に比べて皆表情も感受性も豊かになり、1人1人に大きな変化が表れ、“環境って本当に大事なんだな〜”とつくづく感じました。たとえアドバイスが日本でいつも受けているアドバイスと同じであっても、オーストラリアのコーチに英語でアドバイスされることによって捕え方も、感じ方も違ってくるのか、皆とても新鮮に捕えて一生懸命がんばるので当然ショットの方もさえて来ます。又、現地のジュニアも含めて30人以上のグループが1〜6グループに分かれて実力順でのコート割システムだったことによって、毎日行われるポイントにより一層緊張感が出て自然と競争心を学ぶ事ができました。以前PAT CASHが、自分がチャンピオンになった理由として試合『セット』を沢山やったこと1日平均7セットはやっていたと話していましたが、今回の遠征ではそれに近いセット数をすることができました。特別な練習もありましたが、試合から学ぶ事の重大差を改めて痛感しました。2週間という短い時間だから集中したことは確かなのですが、皆やれば必ずできるのです。ぜひ今回の遠征をきっかけにどんなことにでも積極的にトライして最後までがんばってほしいと思います。最後になりますが、今回ご参加頂いた親御さんを含めその他、関係者の皆様ご協力誠に有難うございました。今後もさらに磨きをかけてより充実した遠征にしていきたいと思いますので宜しくお願いいたします。


石井 弘樹



参加者: 上田泰誠、新井隆太郎、青木貴宏、宮坂一星、秋山裕一郎、秋山大地、金丸直輝、松田隼十、日置希望、望月隼人、田中健人、藤井慧、遠藤賢、小杉周平、岡雄基、杉山涼太、川口哲之介、福井結子、牛島里咲、前原まりあ、保坂美穂、前原澄、 保坂由紀、前原さん、牛島さん


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